外壁塗装って業者に頼んだら高いんだろ?
DIYで塗ってみようかな・・・
自分で塗る方法を知りたい!
この記事は、実際に私が築20年のマイホームを外壁塗装した際に塗装職人さんから聞いた内容です。
足場の問題さえクリアできればDIYでも充分可能ですので、是非参考にしてみて下さい。
外壁塗装はDIYでできるの?
結論、外壁塗装をDIYですることは可能です。
作業自体は塗料を塗っては乾かし、塗っては乾かし…の繰り返し作業だからです。
しかし作業内容は色を塗ること以外にも、やることが沢山あります。
DIYで行う場合どのような工程になるのかというと、下記の表のようになります。
工事の名称 | なぜ行うのか | 期間 |
①足場掛け、足場材搬入 | 手が届かない範囲を塗る、塗料や洗浄水飛散防止 | 約3日 |
②高圧洗浄 | 汚れ(カビ、藻、土)を落とす | 約2日 |
③養生作業 | 窓など塗らない場所に塗料を付けないようにする為 | 約2日 |
④コーキングの打ち直し | サイディングや窓枠の隙間を埋めて雨漏れを防ぐ為 | 約2日 |
⑤下塗り→中塗り→上塗り | 3回塗りで塗膜を厚くする | 約10日 |
⑥養生材撤去 | 工事後は不要 | 約1日 |
⑦タッチアップ | 塗り残しや気になる部分を後から筆で調整 | 約1日 |
⑧足場払い、足場材搬出 | 工事後は不要 | 約3日 |
40坪程度で2階建ての住宅を一人で作業するとなると、約1ヶ月近くかかるそうです。
平家の場合は脚立等で軒天まで手が届くのであれば、足場は不要かもしれません。より現実的にDIYは可能でしょう。
「意外と簡単そうだ」と思われる工事ですが、一つ一つの工事内容に対して知識や準備がなければ確実にDIYは失敗します。塗りムラがあってやり直しになったり、塗膜が外壁に密着せず剥がれてきたりとリスクがあります。
そこで、DIYで外壁塗装を成功させる「職人から聞いた秘訣」を紹介します。
塗装工事と塗料の知識を学ぶ
まずはお手本となる業者の工事内容(YouTube動画がおすすめ)から施工知識を徹底的に学びましょう。その後は材料の知識です。しっかり学んで、計画に移りましょう。
念密に計画を立てる
実はここが失敗する大きなポイントです。始めてみたが他のことで忙しく工事が止まってしまい、塗装も中途半端な状態で足場が半年間かかっているという事例があるそうです。また天候に左右される工事なので、予定が簡単に崩れます。様々なケースを想定して、柔軟に対応できる計画が必要です。
適した作業環境を用意する
足場が必要なのに、「はしごで頑張る」と意気込んで作業を開始すると、作業中の負担が大きくなるばかりか危険も伴います。足場材はレンタルすることができますが、かなり重量があるので、足場架け払いだけは専門業者に依頼するのもアリです。
正しい材料、機材を用意する
外壁材に合わない塗料を塗ると、塗膜が剥がれるなど様々な問題が発生します。亀裂や剥がれ部から雨水が入り、外壁や塗膜がボロボロになってしまうなんてことも…。
塗料は実際に計算してみるとわかりますが、かなりの量が必要です。塗り方によっても量が変わります。塗料だけではなく、ローラーやバケツ、筆、養生材や高圧洗浄機などの材料、機器も必要です。
人手を用意する
塗装工事は手間と時間がかかります。そこで、人手を用意することをお勧めします。外壁を塗っていくと最初はスムーズに進みますが、後半は体力的な問題を含めてスピードが落ちます。予定通り進めるためにも人手がある方が安心です。
外壁塗装をしないとどうなる?
「外壁塗装ってそもそもなぜ行う必要があるのか」
「塗装せずにそのままにしておくとどうなるのか」
このような疑問に答えていきます。
私の家で実際に起きた予想外の事例を紹介します
私の家は築20年、外壁塗装には高額な印象があった為手を出さずにいました。気になっていた箇所はありましたが、大きな劣化や損傷もないことで、「まだ大丈夫」と思っていたのです。
ところがある日、大型台風で強い横殴りの雨が降った時、玄関の天井から物凄い雨漏れがありました。かなり強い風と雨だった為、「こればかりはしょうがないかな」と諦めていました。
その翌週、2度目の大型台風でも同じ雨漏れが起きたのです。玄関にはバケツ3つ置いても足りない程でした。
思い当たる気になっていた箇所とは、
・ベランダ床の防水塗装が剥げていた事
・ベランダ付近の外壁のコーキングが劣化して取れかかっていた事
早めに対応していればこんな事にならなかったのに・・・と後悔しました。
この時改めて外壁塗装の重要性に気付き、踏ん切りがついたという訳です。
私の事例からすると、考えられる問題点として挙げるのは下記の1点につきます。
・気になった時に「まだ大丈夫」と判断した事
結論は、築10年以上経ち、外壁や家の劣化が気になる方は、すぐに対処した方が良いという事です。
DIYで外壁塗装するメリットとデメリット
DIYのメリット
- 費用を安く抑えられる
- そもそもDIYが好きだから作業が楽しい
- 塗装だけではなく付帯部のメンテナンスも自分でできる
DIYのデメリット
- 事前準備に時間がかかる
- 塗料や材料の数量や手配が大変
- 塗料の算出量が解らないから不安
- 失敗した場合の費用や労力が半端なく無駄になる
最終的に「DIY」と「業者依頼」どちらを選ぶか
冒頭で「外壁塗装はDIYでも可能」と書きましたが、
結論からお伝えすると「業者依頼」がやはりオススメです!
なぜかというと、手間がかからずに満足度の高い外壁塗装が可能だからです。
前述でも触れましたが、DIYはいくつかリスクがあります。
・準備材料数の予想が外れ、追加発注・追加金が必要になる
・天候や作業スピードに影響され、計画通りに完工しない
・塗りムラやミスがあり、塗膜が剥がれ、結果業者へ修繕依頼することになる
また、足場は高所作業ですから危険が伴うこと、追加で用意するものが必要になる以前に道具等を揃えるのに初期費用がかかることも挙げられます。
せっかく揃えた道具も塗り終えれば使う機会はもう無いかもしれませんよね。
大切なお家をDIYで塗装し、失敗してしまう可能性があるのであれば、DIYはオススメできません。
【まとめ】DIYでも外壁塗装は可能だが・・・
通常の塗料であれば1回塗装してから10年位に再度外壁塗装を検討することになります。
今住んでいるお家の価値を維持したい、向上させたいと考えている方は、2回目、3回目と安心して依頼できる業者に相談し、品質の高い工事を依頼し、住宅のメンテナンスを定期的に行なっていくことが大切です。
もし気になる箇所があれば、私の家のように雨漏れで慌てる前に対処した方が良いですね。
どうしてもDIYでチャレンジしたい!という方へ!
一番難しいのは塗料やコーキングの使用量の計算です。
そこで、ここはあえて業者から見積をとると、その見積書には使用する塗料名や使用量もちゃんと表示されています。
その見積書を見ればDIYでする時の材料を注文する際の目安になりますし、そもそも業者に頼むかDIYかの検討するにも役立ちます。
DIYか業者依頼か検討するなら
外壁塗装一括見積サイトが便利です。
紹介された業者からの見積を見て、DIYでやるのか業者に依頼するのかをじつくりと検討することができます。
また、先述したように、見積書には塗料や材料や使用量なども記載されているので、もしDIYでやる時の参考にもなると思います。
DIYと比較したいなら
外壁塗装で家族が笑顔になることをお祈り申し上げます!